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NSIA0312
日本経済新聞社ではソーシャルビジネスの理解促進・発展のため「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」を主催しています。

今回は本賞の一部門である「東北」に焦点を当て、東日本大震災を契機に顕在化した社会的課題と地方創生をキーワードに、震災から4年経ったいま、東北のソーシャルビジネスの事例から日本再生の活路を探るセミナーを開催します。

冒頭の基調講演では、震災時、南三陸町志津川病院で第二波の恐怖のなかで患者を助け続け、米TIME誌「2011年世界で最も影響力のある100人」にも選出された元南三陸町志津川病院内科医長・菅野武氏に、震災時の体験と、その後の活動のなかで見えてきた日本の社会的課題について語っていただきます。

パネルディスカッションでは、「東北に学ぶ企業のソーシャルビジネス」をテーマに、味の素・CSR部兼人事部(東北支社駐在)社会貢献担当部長前原誠一郎氏から東北の仮設住宅での本業を生かした活動事例と今後の展開を、アクセンチュアの片山貴嗣氏からは、コンサルタントの立場から見た「企業がソーシャルビジネスを展開する際、協働するNPOを選ぶ条件」、さらにNPO法人HUG代表理事で、東北発のソーシャルビジネスの代表例として話題の「東北食べる通信」を発行するNPO法人東北開墾 理事でもある本間勇輝氏からは、東北をはじめとした地方の課題や、東北以外の地域にも展開できる「企業×NPO」の具体的事例についてお話いただき、議論していく予定です。

またモデレーターは、2011年3月11日の東日本大震災の2日前に一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパン(現ジャパンギビング)を立ち上げ、東日本大震災直後から企業とNPO団体をつなぐ活動を続けている一般財団法人ジャパンギビング代表理事の佐藤大吾氏が担当します。

本セミナーは、企業の経営企画やCSR・CSV部門に加え、広報・マーケティング、人事、事業開発に従事されている皆様に向けて、東北でのソーシャルビジネスの社会的課題解決事例を通して日本経済の活性化につながる新しいビジネスモデルのあり方を探り、実践につながるセミナーです。

皆さまのご参加をお待ちしています。
開催日時: 2015年3月12日(木)19:00~21:30(18:30開場)
会場: 日経カンファレンスルーム(東京都千代田区大手町1-3-7)
地下鉄各線「大手町」駅C2b出口直結、東京メトロ東西線「竹橋」駅4番出口
※駐車場のご用意はありません。公共交通機関でご来場ください
参加費: 無料(応募者多数の場合は抽選)
定員: 250名
申込締切: 2015年3月5日(木)
※抽選の結果は当落に関らず3月6日(金)頃からご入力いただいたメールアドレスに順次ご連絡いたします
主催: 日本経済新聞社 デジタルビジネス局
協賛: グリー株式会社
お申込の際には「日経ID」でのログインが必要になります。
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18:30
開場
19:00~19:30
基調講演
「東日本大震災の経験から日本の課題を考える」
元南三陸町志津川病院内科医長、
東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野、高知県災害医療アドバイザー
菅野 武氏
19:30~20:40
パネルディスカッション
「東北に学ぶ 企業のソーシャルビジネス 次の一手(仮)」
▼パネリスト(五十音順)
・アクセンチュア株式会社 オペレーション本部 インフラストラクチャー
 セールスオリジネーション シニアマネージャー 片山 貴嗣氏
・味の素株式会社 CSR部兼人事部(東北支社駐在)社会貢献担当部長 前原 誠一郎氏
・NPO法人HUG 代表理事、NPO法人東北開墾 理事 本間 勇輝氏
▼モデレーター
一般財団法人ジャパンギビング 代表理事 佐藤 大吾氏
20:40~21:30
懇親会
会場隣接の「日経セミナールーム」にて懇親会を開催します
※プログラムの内容・講師は、予告なく変更となる可能性がございます
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【講師プロフィール】
菅野 武氏
菅野 武(かんの・たけし)
1979年仙台生まれ。2005年3月自治医科大学医学部卒業(M.D.)。同年4月独立行政法人国立病院機構仙台医療センター 初期臨床研修に着任。07年宮城県栗原市立栗原中央病院内科、09年公立志津川病院(宮城県本吉郡南三陸町)。同内科医長時の11年3月11日に東日本大震災に被災。同年5月から東北大学大学院 消化器病態学分野。12年丸森町国民健康保険丸森病院(宮城県伊具郡)内科医長を経て、14年4月から東北大学大学院 消化器病態学分野(現職)。津波の影響で3日間に渡り食料や電気・医療資機材がないなか患者と寄り添い、最後のヘリで救出される。一連の急性期対応を受け米TIME誌が選ぶ「2011年世界で最も影響力のある100人」、13年に公益社団法人全日本病院協会ほか共催 第2回「明日の象徴」医師部門選出。著書に『寄り添い支える~公立志津川病院 若き内科医の3・11』(河北新報社)。震災直後の体験、南三陸町に戻り世界中の支援を受け多くの医療支援チームとつながりながら残された命をつないだ経験を日本全国で3年以上伝え続けている。
片山 貴嗣氏
片山 貴嗣(かたやま・たかし)
2005年にアクセンチュア入社。入社2年目の07年に、新規事業となるインフラストラクチャ・アウトソーシング部門の設立に参画。10年から、同社が全世界で取り組むCSR活動「コーポレート・シチズンシップ」の「若者の就業力・起業力強化チーム」にも参画し、アウトソーシング事業推進と並行して、プロボノ活動にも従事。若者が希望を持てる社会づくりを目指し、若者に対する就労教育・就労支援による雇用ミスマッチの解消、および起業家支援による雇用そのものの創出。この両面のアプローチから、新たなイノベーションによる就労機会の創出を目指している。
前原 誠一郎氏
前原 誠一郎(まえはら・せいいちろう)
入社から30年、味の素(株)国内営業・マーケティング関連部門に従事。2011年5月に辞令を受け、7月から味の素グループ東日本大震災復興応援「赤いエプロンプロジェクト」の専任となる。被災3県の行政やNPO等との対話を重ねた結果、仮設住宅における調理頻度の減少とこれに伴う健康面・栄養面のリスクの顕在化という課題を把握。11年10月から仮設住宅における移動式料理教室「健康・栄養セミナー」を開始する。15年1月末時点で岩手・宮城・福島の3県44市町村に展開。のべ2万人の“心と体の健康づくり”を応援してきた。特に栄養面では「うま味」を活かした減塩や、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)予防視点でのタンパク質栄養の知見の共有など、味の素グループのアミノ酸を基点とした「食と健康」に関する知見を活用し、仮設住宅で深刻化する超高齢の課題にも対応している。
本間 勇輝氏
本間 勇輝(ほんま・ゆうき)
富士通(株)入社後、(株)ロケーションバリューの創業に携わる。2006年取締役COO就任。09年同社退社後、妻と2年間世界中をまわる。旅先で実施した社会貢献活動が話題になり、TV・雑誌にて取材、連載。帰国後、NPO法人HUGを創業し『東北復興新聞』創刊。13年にはNPO法人東北開墾を立ち上げ、『東北食べる通信』を発行している。著書に『ソーシャルトラベル 旅ときどき社会貢献。』(共著、U-CAN)『3years 復興の現場から、希望と愛を込めて』(共著、A-Works)。『東北食べる通信』はGOOD DESIGN AWARD 2014の金賞を獲得。
佐藤 大吾氏
佐藤 大吾(さとう・だいご)
1973年大阪生まれ。大阪大学法学部在学中に起業、その後中退。 企業でのインターンシップ導入支援事業や、商工会議所主催検定を立ち上げるなど、途中企業合併を経つつ一貫してキャリア教育事業に携わる。 またNPO活動として98年、議員事務所や官公庁などでのインターンシッププログラムを運営するNPO法人ドットジェイピーを設立。 これまでに1万人を超える学生が参加、うち約40人が議員として活躍。 「Yahoo!みんなの政治」、「楽天LOVE JAPAN」の運営など、インターネットと政治を近づける活動にも注力する。 10年間の株式会社とNPOの経営を経て、2010年3月、英国発1200億円を集める世界最大級の寄付仲介サイト「JustGiving」の日本版を立ち上げ、 日本における寄付文化創造に取り組んでいる。 日経ソーシャルイニシアチブ大賞のアドバイザリーボードを務め、日本のソーシャルビジネスの啓蒙・発展支援のために積極的な活動を行っている。著書に『初歩的な疑問から答える NPOの教科書』(共著、日経BP社)がある。

 -協賛-

グリー株式会社
お問い合わせ 「日経ソーシャルイニシアチブセミナー」事務局 (株)フェイス・ツー・コミュニケーション内
TEL:03-3545-2517(10:00~18:00※土、日、祝日を除く)
denshiban-bf@info.email.ne.jp
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